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myyam2003
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『空白(くうはく)』

myyam2003
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《空白》

外公的集郵冊
沾黏
打開一片空白

導讀:
這首詩只用了十來個字,卻像悄悄揭開一頁舊時光。

「沾黏」不只是物理狀態,更像是回憶經不起時間的重複打開,黏住了某些原本珍藏的東西。
打開的那一刻,看到的不是郵票,而是一片空白。這種空白,既是紙面,也像心上的。

無需說出「懷念」、「失去」或「再也沒有」,它就靜靜存在,讓我們一起對著那一頁空白,安靜一會兒。


『空白(くうはく)』

祖父の切手帳
くっついて
開いたら真っ白


あとがき|語らぬ美、語られる静けさ
この句に感情は書かれていません。
でも、読者の胸に、何かがふっと沈んでくるような静けさがあります。

「くっついて」——それは湿気や時間の重さ。
開いた「真っ白」は、記憶が失われたこと、あるいは、想い出がもう手に取れないこと。
それでも、その空白のページの向こうに、何かが確かにあったと感じさせてくれるのです。

俳句で侘び寂びを描くとは、たぶん、こういうことなのだと思います。

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