《ここにいる》 我在這裡

walker56
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(修改过)
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IPFS
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尋找「侘寂」,所以日中對照。

《ここにいる》(我在這裡)

コーヒーは苦い

だから砂糖を入れる

命に意味はない

だから探す

始まりは曖昧

終わりは不確か

あなたは夢を持てと言い

AIは言う

「夢とは――

不確かな未来」

わたし

茶碗のように

滲み出し

滴り落ちる

わたしは

ここにいる

見つめている

幼き日の夢を

意味はない

---

《我在這裡》

咖啡苦

所以加糖

生命沒有意義

所以尋找

開始莫名

結束不確定

你說要有夢想

AI說

「夢想是——

不確定的未來」

生命

如茶碗

滲出

滴落

在這裡

凝視

兒時夢想

生命

沒有意義

---

導読(解説)

この詩は、一見「虚無」を語っているようでいて、

実際には 「在ること」 を静かに見つめている作品です。

冒頭の「コーヒーは苦い/だから砂糖を入れる」は、

日常の小さな感覚から始まります。

やがて「命に意味はない」という断言に至りますが、

その響きは叫びではなく、むしろ澄んだ囁きのようです。

「茶碗」のイメージは、侘寂の美を想起させます。

満ちるための器ではなく、滲み、零れ落ちる存在としての器。

そこにあるのは、否定ではなく、静けさの肯定 です。

最後に「命/意味はない」と置かれることで、

読者はむしろ「意味を超えた静かな美」に触れるのです。

---

中文導讀

這首詩表面上像是在談「虛無」,

但其實在靜靜地凝視 「存在本身」。

開頭的「咖啡苦/所以加糖」是生活的小感覺,

卻自然過渡到「生命沒有意義」的斷言。

然而語氣不是吶喊,而像清澈的耳語。

「茶碗」的意象呼應了侘寂之美。

它不是為了填滿的器皿,

而是會滲出、會流逝的存在之器。

這裡呈現的不是否定,而是 對靜的肯定。

最後落在「生命/沒有意義」,

讀者感受到的反而是「超越意義的靜美」。

---

後記

これは初めて

「侘寂を書く」のではなく、

「侘寂そのものになる」体験でした。

意味を語らず、

ただ在ることを見つめる。

それが静けさの美へと変わる。

---

後記(中文)

這是我第一次,

不是去「書寫侘寂」,

而是「成為侘寂」的體驗。

不去談意義,

只是凝視存在。

而那份凝視,

成為了靜的美。

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CC BY-NC-ND 4.0 授权
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walker56尋找ー一我嬰兒時的精靈! 壓了壓心中的什麼 提筆── 開始寫詩的那一天。
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